根曲がり竹
今がシーズンと言う事で今回は「根曲がり竹」です。
記事が少し遅くなりましたが、先週に蔵王山系の奥山に根曲がり竹の収獲に行ってきました!
「根曲がり竹」とは高山に生える隈笹(くまざさ)のタケノコです。
山菜採りをする方ならお分りでしょう。
最も遭難する事の多いのがこのタケノコの採取なんです!
先日、自分が入った山でやはり同じ時間帯に地元のおじいさんが同じ山にて遭難!
その日の夕方のテレビのニュースを見て
娘達に「今朝お父さんが入っていた山だ!!」と教え
ビックリしたのも先週の事です。
幸いにもこのお年寄りは自力で無事に下山しました・・・・・
が、降りたのは山形ではなくお隣の宮城県 (^_^;)
蔵王山は山形~宮城にかかる山ですので反対方向に降りてしまえば当然に宮城県です。
このように、毎年のように同じ所に入っている人でも遭難しやすい山菜採りがタケノコ採りです。
高山にてこの隈笹を見つけその根元にタケノコを見つける事
今の時期なら慣れていない人でも簡単に見つけ採取することができます。
しかし、決して慣れていない人は、一人での深入りはしない方がいいでしょう。
熊笹の笹薮は人の背丈よりも大きくなります。 笹薮に入った途端に方向が分からなくなることが有りますので充分に注意して、採取する際には慣れた人と採取に出かけるのがよいと思います。
自分はグループで山に入るわずらわしさから 一人で入ります・・・
けれど、それは子供の頃から何度も入った事のある場所だからできる事なんです。
また初夏のこの時期に生える「根曲がり竹」 これは「野生の熊」の貴重な食料です。 笹薮にタケノコ採りに入るのは人だけではありません!
言ってみれば 野生の熊 の食事どころに入るわけです(笑)
熊避けの装備だけは充分に行って下さい!
「収獲したタケノコ」
今回はご存知のようにて春先から天候がおかしくて山菜の収獲時期がずれています。 高山に生える根曲がり竹です。
まして蔵王山系! 日のあたりずらい沢の斜面には七月になっても雪が残っているなんて事も珍しくありません!
収獲時期は・・・・?と思いつつ例年なら全盛期にあたる六月の中旬
収獲場所までには去年にも書いた事があります「山菜採りに行って来まして・・・・」 で記事にしましたがかなり険しい蔵王の林道を走破できる車も必要です。
その同じ時期なのですが・・・・「雨後のタケノコ」と言われるぐらいに(これは孟宗竹の事だとは思いますが 他のタケノコにも当てはまると思います)と言われるぐらい雨との関係が深いと思うのですが、例年のような収獲ができない事が笹薮に入りすぐに分かりました!
今年の山形は雨が少ないのです!
それでなのか春先の低温をまだひきづっているからなのか?
それすらももわからず????
先週に雨が降っていれば今朝も山の中を歩き回っていたのですが・・・
今朝はパソコンのキーを叩いています (^・^)
「皮を剥いたタケノコ」
いつもなら、大きな山菜リュックに ハケゴ 熊避けの鈴 厚刃の釜 等を身につけて
リュックがいっぱいになるまで採取
リュックがいっぱいになると車まで戻り
採取した山菜を車にしまい
そして、また山に入ると言う事をなんどか繰り返し半日ほど山にいます。
しかし、先週は笹薮に入りすぐ異変に気付き「今日は一回だけでいいかな・・・」と・・・
早朝の三時半に起きて車を走らせ笹薮に入ったのが四時半ぐらいだと思います。
いつもならリュックがいっぱいになって戻る所ですが収獲の少ないままに 山の尾根に届いてしまいました!
(この場所の山の尾根は蔵王でも有名な野生の熊の通り道です。以前にも無数の熊の糞を発見した事があります)
リュックの中も半分程でしょうか! 仕方なく山を降り始めました!
車に戻ったのが六時頃でしたでしょうか、あたり一面が濃霧におおわれていました! 前述の遭難したおじいさんは、この濃霧で道を見失い遭難したようでした!
車の停めてある所まで来たら今から笹薮に入る二人組みがいました
挨拶を交わし、自分が帰る準備をしているのを見て
「もう帰られるんですか?」
「ええ、あまり好くない様なので帰りです、今からですか?頑張ってください!」
との言葉を交わしながら、周囲に目をやると
いつもならあたり一面に咲いている「二輪草」の白い花も見えず自分の背丈を越すほどに育っている「イタドリ」もまだ小さくやはり季節がずれている感じでした。
採取は好きなのですが実際には山菜をあまり好まない自分なのですが、このタケノコは大好きです (^・^)
山菜を食べるのにはその山菜にあった下処理があります。
しかしこのタケノコは山菜の強いあくもなく すぐに食べられる山菜です。
山間の旅館に宿泊するとよく この根曲がり竹の一本焼きが出てきます。
皮付きのまま焼いた一本焼きのような料理以外はタケノコの皮むき作業がまっています・・・・(ーー;)
これが結構重労働 (ーー;)
いくら例年に比べて少量と言えど採取するのに使った時間と同じくらいの時間をこの皮むきに費やすんですよ (^_^;)
(※ 家では生のまま皮むきをしますが少しくらい味が落ちても良いという方は、皮の付いたまま茹で上げてから皮むきを行うと簡単に皮を剥く事が出来ます)
家では生のまま皮むきを行います。 味が落ちないようにと言うのも有りますが、もう一つ・・・・
タケノコの中に虫が入っていることが有ります。
皮を剥いたタケノコを水にさらしておくと虫が出てくるので、必ず皮むきをした後に水にさらすのが家のやり方です。
一般的には寝曲がり竹は前述の一本焼きとかテンプラが有名ですけれど
家の者はあまり好まないようです・・・
それで、長女が大好きな炊き込みご飯が数日続く事も・・・・(^_^;)
「根曲がり竹の炊き込みご飯」
それと、自分で採取したものだけが味わえるタケノコづくし
「タケノコの味噌汁」
アスパラのように茹でただけの寝曲がり竹のお浸しなんてのもマヨネーズにて食べると美味しいのですが、買ってお浸しにするのには少々高価!
やはり自分で採取する者の醍醐味ですかね (^。^)
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